セミリタイア後に再就職したようなタイトルになっていますが、就職したわけではありません。
正確には、セミリタイアしてからフリーランスとして開業したので「再就職手当」をもらえた、ということなんです。
会社を退職して失業状態になると、雇用保険の失業手当の給付対象になります。
また、失業手当の受給期間中に就職が決まった場合、残期間にもらえるはずだった金額の60~70%を「再就職手当」として受給できます。
そして、ある一定の条件を満たせば、就職ではなく開業した場合も「再就職手当」がもらえるというわけなんです。
私が再就職手当の申請に至った経緯については、過去記事でご紹介しています。
関連記事:退職から4ヶ月、フリーランスになることを決めました!
再就職手当の申請
支給申請はハローワークで手続きします。
開業を証明できる書類をそろえる必要があるので、事前にハローワークで相談し、以下の書類を準備して持っていきました。
- 開業届のコピー
- 事業(オンライン講座)に必要な備品の領収書
後者については、パソコンの他に、Webカメラやマイク、パソコンデスクなどを新調したので、その領収書を持っていきました。
その結果、領収書のうち当日回収されたのは、パソコンの領収書(118,000円)のみでした。
パソコン以外は金額が小さいので、証明書類としてあまり意味をなさないのかもしれません。
私のケースではパソコンの領収書でOKでしたが、何が開業証明になるかは、事業内容によっても変わります。
(確実ではありませんが、10万円を超えるかがひとつの目安のような気がしています)
自分で判断せず、必ずハローワークで相談しながら手続きされることをお勧めします。
再就職手当はいくらもらえるか?
受給金額は、雇用保険の加入期間、在職中の収入、退職理由、失業手当の残日数等によって変わります。
下記の計算サイトで見積もり可能ですので、興味がある方はご覧ください。
参考:再就職手当の計算 - 高精度計算サイト (casio.jp)
一般の離職者であれば、失業手当の支給日数は90日~150日、基本手当日額は在職中収入の50%~80%程度です。
参考:失業給付(基本手当)早見表 (yurikago.net)
私は会社員時代の手取り収入の1.5ヵ月分くらいを受給できました。
申請してから1ヶ月弱で、自宅に書面で「審査の結果、支給が決定した」という通知が届き、その数日後に指定した銀行口座に振り込まれました。
セミリタイア前に開業しないほうがよい?
もし会社員のうちに開業した場合、退職後は雇用保険の対象外となり再就職手当も受給できません。
では、退職してから開業したほうがよいかと言うと、全くそんなことはありません。
在職中に開業し、事業が上手くいけばセミリタイア計画に余裕が生まれると思います。
また、事業が軌道に乗っていない(最初は赤字になることもあるでしょう)状況なら、確定申告によりセミリタイア直後の税金を安くできる可能性があります。
この場合、節税額のほうが再就職手当より大きい金額になることもあるかもしれません。
人それぞれ、自分の置かれた状況の中でできる、社会保険や税金の対策をするのがよいと思います。
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