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40代会社員の日々学んだこと

資産運用の初心者がNISA(ニーサ)を始める前にやっておくべきこと

皆さんはNISA(ニーサ)という制度をご存知でしょうか?

日本語では『少額投資非課税制度』と言って、個人投資家を税制面で優遇する制度です。

ごく簡単に言うと、『(上限額を超えない範囲であれば)投資で利益を得たときにかかる税金がタダになりますよ』というものです。

 

これだけ聞くと、オトクそうだからやってみようかなと思う人は多いでしょうし、それが行政や金融機関の狙いであり、国民に資産運用を促したいという意図があります。

 

しかし、、、

NISA口座を開設して資産運用を始める前に、そもそもやるべきことがあるのではないかと思います。

それは次の2つのことです。

・資産運用について最低限の知識を得ること

・収支改善により余裕資金を増やすこと

 

以下、それぞれの根拠について書いていきたいと思います。

 

まず、NISAについてもう少し詳しく説明します。 

もしあなたが、株式や投資信託などの金融商品に投資して利益を得た場合、約20%の税金がかかります。

しかし、NISA口座で投資して得られた利益は非課税となります。

 

非課税対象となるのは新規投資額で毎年120万円が上限であり、それを最大で5年間、合計600万円が投資総額の上限となります。

たとえば、600万円投資して10%の利益が得られた場合、60万円に相当します。

通常は60万円に対して約20%、12万円が税金として徴収されますが、NISA口座で売買していればこれが非課税となります。

 

『12万円も税金が浮くなんてお得だな』と思う人は多いでしょう。

銀行や証券会社などの金融機関は、上記のような積極的をしてNISAの口座開設を勧めてきます。

 

しかし、ここまでの話しには、とても重要なことが抜け落ちています。

それは『投資をしたら儲かることもあるけど、逆に損をすることもある』という事実です。

 

株式や投資信託などの金融商品において元本(がんぽん)は保証されていません。

600万円投資をして+10%の成績なら60万円の利益が得られますが、もし-10%であれば60万円の損失が出るのです。

税金がお得になると思って、NISA口座を開設して資産運用を始めたのに、自分が出した600万円が60万円も減って540万円になっては本末転倒ですよね。

 

しかも、先ほどから+10%と書いていますが、投資の初心者が継続的に年間10%の利益を得続けることは簡単ではなく、逆にやり方を間違えてしまうと、-10%どころか資産が半減してしまう危険性もあるのです、、、

 

それが投資という世界です。

 

したがって投資の初心者は、NISA口座を作るよりも先に、きちんと資産運用について学んでから実行するべきと思います。

 

ちょっと脅かすようなことを書いてしまいましたが、ちゃんと抑えるべきことを知ってから運用すれば、成功する確率をおおきく向上させることはできます。

 

ところで、実際にNISA口座を開設している人はどれくらいいるのでしょうか?

気になったので調べてみました。 

金融庁において、2019 年9月末時点の NISA(一般・つみたて)・ジュニア NISA の口座数及び買付額について調査したところ、結果は以下の通りだったそうです。

なお、上記で説明した一般NISA以外に、つみたてNISAやジュニアNISAという制度もありますが、ここでは説明は割愛します。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20191220/01.pdf

 f:id:nahonestly:20200118222246p:plain

 NISAは20歳以上ならだれでも口座開設できますが、一人一口座のみとなっています。

1,340万人以上が口座開設しているというのは、私が思っていたより多い数字でした。

いったいこの中で、どれくらいの人が(どれくらいの金額)節税の恩恵にあずかることが出来ているのでしょうか、、、

これもそのうち調べてみたいです。

 

さて、話しを戻しますが、順序としては投資のイロハを学ぶより先に、必要なことがあります。

NISAの上限は年間120万円ですので、月間にすると10万円です。この金額が家計のどこから出てくるかというと、生活費ではないですよね。直近で使う予定のない預貯金などの余裕資産から出てくるはずです。

投資信託などには少額から始めることが出来るものもあって、『100円から積立できますよ』というキャッチフレーズも目にします。

しかし、あまりに少額から始めたところで、得られる利益も少なく節税効果もあまりありません。

まだ20代など若ければ経験を積むため小額から実施してみるのも有りかもしれませんが、もし30~40代以降で始めるなら、ある程度まとまった金額で運用しないと、目標とするだけの利益を得ることは難しくなるでしょう。

 

したがって、まずは資産運用を始めることができるだけの余裕資産を蓄えることが必要となります。

それには、本業で稼ぎ(収入を増やし)、余分な支出を抑えて、収支バランスを整えていくことです。

 

収入を増やすには、これから伸びる業界や業種の選定、今の職場で昇進・昇給するために必要なスキルを伸ばすことなどが必要です。

余分な支出を抑えるには、固定費を削減するなどの家計の工夫が必要です。

 

まずは収支改善により余裕資金を増やしつつ、資産運用に最低限必要な知識を得ていくという順番になるでしょう。

資産形成は長期にわたって取り組んでいくものなので、急かそうとする声に惑わされず、一歩ずつ進んでいきましょう。

 

収支改善や資産運用の必要知識などについては、また別の機会に紹介していきます。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。